元町本町囃子連

2006.6.24 (土)

練習場 中央公民館
練習日 第2・4 土曜日19:00〜21:00
会員 約20名


子供達は鉦の練習


元町本町の長老
ダイジェスト映像


次世代に伝承されている
ダイジェスト映像


鈴木氏

   明治45年6月20日生まれ
・・・私の祭りと囃子についての記憶は
5歳当時にさかのぼります。
母に連れられてお祭りを見に行った記憶があります。
大通りにはすでに電線が取りつけられて
本町の山車の上層部に飾られる
加藤清正の人形が取りつけられず
仕方なく御神酒所にそれが
飾られていたのを覚えています。
髭を生やしてかっと見開いた眼光は
怖いほど立派なものでした。・・・
・・・大正初期の本町の囃子連は
十数人のメンバーがいました。
その中でリーダー格であり師匠であったのが
栗原寅吉でした。
栗原は西木屋という小さな米屋の主人で
小太鼓の「地」「カラミ」はもとより
笛も名人級のとても器用な人でした。
私の家は栗原と隣り合わせでしたので
子供の頃からよく可愛がられて
背中におぶさっては
練習に連れていかれたものです。
栗原は明治30年代に上新井の
中島銀次郎から太鼓と踊りを
習い覚えたということです。
銀さんという人は重松の直弟子であり
晩年は仲町で金魚屋をしていました。
「金魚〜金魚〜」と売り歩く姿を
私もおぼろげながら覚えています。
栗原は毎年真冬になると
町内の崖の上に祀られている稲荷様のところで
一人で笛の稽古をしたものです。
その鈴をころがす様な流麗な音色は
町内中に響きました。
今でもその音色が耳に残っています。
その当時は娯楽が少なかったですから
私の母なども栗原の笛が
聞こえるのを楽しみにして
「虎ちゃんの笛はいいなあ」
とよく言っていました。・・・
・・・本格的に太鼓を習得したのは
15〜16歳頃。
16〜21歳まで川越の印藤光五郎という
大工職に住み込んで働いていたため
基本的な技術については
およそ16歳までには習得した。・・・

山口巌HPより

上記文章を元に歴史年表を作成してみた。
尚、故中島銀次郎・故栗原寅吉両氏に関しての年齢
年代は仮説であり今後調査が必要である。
歴史年表



元町本町囃子連の皆様、取材協力ありがとうございました。
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