古谷重松太鼓連中奉納絵馬
十六枚の短冊

所沢市山口地区


2006.2.7

古谷重松太鼓連中奉納絵馬に描かれている十六枚の短冊を検証

所沢市では、6地区描かれています。中でも山口地区は鎌倉道を挟んで隣接している
「山口まちや」「ぼ多いぎ」に伝承していることに注目いたしました。
以前取材した小平市鈴木神社の「手水石」裏面の銘文には、所沢市では「山口村連中」
「旧町谷村連中」「菩提木村連中」の3団体のみ刻まれておりました。
囃子が盛んな地域だったことは間違いないはずです。


「山口まちや」  古谷重松太鼓連中奉納絵馬 十六枚の短冊(一部拡大)


山口町谷 

現在は山口・・・・番地であり、唯一自治会館名に「まちや」の名が残っているだけである。
残念ながら、山口町谷囃子連は存在いたしません。


「ぼ多いぎ」 古谷重松太鼓連中奉納絵馬 十六枚の短冊(一部拡大)


山口菩提樹 

現在は山口・・・・番地であり、唯一自治会館名に「ぼ多いぎ」の名が残っているだけである。
残念ながら、ぼ多いぎ囃子連も存在いたしません。
 


翁樹神社境内に地名通りの「菩提樹」が


武州入間郡 菩提木村 判別困難ですが、寛文九年(1669年)では
戦国時代後半、近くにあった山口城廃城その後江戸時代に刻まれた銘文であろう。


翁樹神社(菩提木)

 現在、山口地区で重松流祭囃子の活動をしている団体、正式名が「山口二番組囃子連」「山口囃子連」
なのか確認は取れていませんが、中氷川神社関係者の方に取材いたしました。
次回の取材で囃子連の経緯を伺おうと思います。

中氷川神社


山口囃子連が練習している中氷川神社社務所


春例大祭・秋大祭に囃子が演奏される神楽殿



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