川越市熊野神社 酉の市-1

雀會囃子連


2005.12.3 (土)

本郷流

川越市の東部に位置する古谷本郷に、埼玉県でも古社のひとつに入る古尾谷八幡神社があります。由に多くの祭事があり、お囃子も新町流といわれる古囃子が伝承されていました。明治に入ると他村では次々と江戸から神楽師を呼んで地囃子を新しい囃子に変えてゆきましたが、古谷本郷囃子連もまたその気運に乗るべく、上尾堤崎から習ったり、江戸へ出て江戸囃子を研究したりしました。特に影響を受けたのが目黒囃子で「玉入れ」を他の曲にまで広げるという独特の技法を地囃子の屋台に取り入れました。出来あがった囃子は数多くの曲(オトシ)でつながれ、それぞれの曲にカラミ(打ち合わせ)が多く、近村の大部分の囃子が中間、或いは大間であるのに対し、江戸前の早間であった為に大変高度の技術が必要とされました。しかし、当時の杉山三ニ氏、渡辺儀助氏をはじめとする囃子連中により、見事なる本郷流囃子として花開く事となりました。
 両氏の秘伝は連雀町雀會に伝授され、本郷一流として末永く伝承して行く事になりましたが、連雀町が太田道灌の山車であるところから、「オトシ」の移り変わりが太田道灌の川越築城を連想させ、道灌囃子と呼ぶ人もあります。
雀會囃子連HPより)

川越市熊野神社鳥居前(連雀町)

熊野神社

熊野神社境内

連雀町山車正面

子雀會囃子(子供達中心のお囃子)

子雀會囃子

子雀會囃子

子雀會囃子

子雀會囃子


雀會囃子連の皆様ご協力ありがとうございました。
写真・映像・文章等に問題がございましたらご連絡下さい。
また最後まで撮影できなかったこと深くお詫び申し上げます。